為清信子容疑者(73歳)が逮捕されました。
容疑は、殺人容疑。
為清信子容疑者は4月下旬頃から介護が必要な夫の悌璋(よしあき)さん(76歳)に食事を与えず、殺害した疑いがかかっています。
為清信子容疑者はなぜ、介護が必要な夫に食事を与えなかったのでしょうか?
これが、老老介護の現実のひとつなのでしょうか?
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為清信子容疑者 事件概要
為清信子容疑者は4月下旬ごろから、自宅で寝たきり状態だった夫の悌璋(よしあき)さん(76歳)に食事を与えず、殺害したとしている。
高槻署によると、信子容疑者が同日朝、同署を訪れて「介護に疲れて夫の面倒を4、5日見ていない。おそらく亡くなっていると思う」と話したため、署員が自宅を確認。洋室のベッド脇の床で、悌璋さんが毛布をかけられた状態であおむけに倒れて死亡しているのが見つかった。目立った外傷はなく、司法解剖して詳しい死因を調べる。
とのことです。
為清信子容疑者は自ら自首をしたようですね。
為清信子容疑者は自首
為清信子容疑者は自ら警察に出頭し自首をしています。
事件の発覚前の出頭なので、為清信子容疑者は自首という扱いになるでしょう。
為清信子容疑者は
「死んでもいいと思って食事を与えなかった」
と供述しています。
また、
「夫が動かなくなってから2、3日迷っていたが、そのままにしておけないので警察に行った」
などとも供述しています。
為清信子容疑者は夫が死亡すり可能性を、理解しながら、寝たきりの夫に食事を与えなかったようですね。
このことで、為清信子容疑者に殺意があったとの判断で、保護責任者遺棄罪とかではなく、殺人容疑で逮捕されているんですね。
為清信子容疑者 老老介護の現実が悲しい
為清信子容疑者は夫に食事を与えなかったことについて、
「死んでもいいと思って…」
と供述していることから、殺意認めていると判断され殺人罪で起訴される可能性は十分にあるでしょう。
法で厳しき罰せられるのも当然です。
ただこれが、老老介護の現実なのかと思うと悲しくなりますね。
昔の年配者に比べ、現在の70代は元気な方が多いと言われますが、為清信子容疑者の夫が76歳寝たきりで認知症になっていることからもわかりますが、70代になると、体力と体の健康状態に大きく個人差が出てきます。
為清信子容疑者の健康状態や、体力、また、子供がいたかどうかは、今のところ分かりませんが、為清信子容疑者は女性であるので、男性の夫の介護は大変だったことは、予想がつきますし、その上、認知症ですから、さらに大変であったでしょう。
為清信子容疑者は
「夫が動かなくなってから2、3日迷っていた」
と供述していることから、2、3日は寝たきりの夫がいる自宅に誰も訪れなかった、ということになります。
為清信子容疑者は介護ヘルパーなどは頼んでいなかったのでしょうか?
隣に住む女性は
「献身的に夫の介護をしていた妻だったので、事件のことを聞いて本当に驚いている。なぜこうなってしまったのかわからず戸惑っている」
と話しているそうです。
もし子供がいて、介護を少しでも手伝ってくれたり、介護ヘルパーを頼んだり、相談する相手がいれば、こんな事件にはならなかったんではないかと思ってしまいます。
為清信子容疑者 最後に
為清信子容疑者は「介護疲れた」と話しています。
2017年2月にも食事を与えず衰弱して死亡した事件がありました。
寝たきりの家族の介護は大変で、何かをきっかけに、何かが切れてしまうことがあるようです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。