岸恵子の夫は？子供は娘？若い頃や高校などの学歴・経歴

女優

岸恵子さんは神奈川県出身の女優。

経歴や高校などの学歴は？

岸恵子さんが女優になったきっかけや若い頃の画像は？

結婚歴があるようですが、夫はどんな人？

子供は娘？

気になったので、女優の岸恵子さんについて調べてみました。

岸恵子の高校などの学歴・経歴

名前　　　岸惠子
生年月日　1932年8月11日
出身　　　神奈川県横浜市
身長　　　161cm
所属　　　舞プロモーション

高校・横浜第一高等女学校

大学・進学していません

父親は国語の教師で、後に神奈川県庁の職員。

長身でモダンな人だったそうです。

母親は物静かな父親とは対照的で、炊事、洗濯、育児を一手にこなす明治女性を絵に描いたような人でだったといいます。

兄弟はなくひとりっ子。

1945年5月、12歳の時、横浜大空襲を経験。

その時母親は、岸恵子さんにもしはぐれたら小学校の講堂に行くように言い、隣の赤ちゃんを助けにいったといいます。

その後、濡れた布団を被って爆風と火柱が飛び散る中を岸恵子さんはひとりで逃げ、学校の講堂で赤ちゃんを抱いた母親と再会できたそうです。

神奈川県厚木市に疎開していた時期もあり、戦後は横浜市で過ごしました。

1948年4月、横浜第一高等女学校に進学。

横浜第一高等女学校は現在の横浜平沼高校。

神奈川県横浜市にある男女共学の県立高校で、現在の偏差値は66。

高校では演劇と舞踊のサークルに所属。

土日には茶華道の稽古、週3回は銀座のバレエ教室に通っていました。

当時はバレリーナになることを夢見ていたといいます。

高校での得意科目は国語で、数学と英語は苦手だったそうです。

岸恵子が女優になったきっかけ

岸恵子さんが高校生の時、バレエのレッスンの帰りに同級生の田中敦子さんと有楽町を歩いているとコクトー監督のフランス映画「美女と野獣」のスチール写真が目に入りました。

岸恵子さんの高校では校則で護者を同伴しない映画鑑賞は禁じられていましたが、2人で映画を鑑賞。

この映画「美女と野獣」に魅せられました。

「彫像の目が美女を追いかけてどうして動くの？」

「燭台（しょくだい）の腕が美女の足元を照らして動くのはなぜ？」

引用　https://www.nikkei.com/

映画の不思議にも魅せられたといいます。

友人の田中敦子さんの叔父がが松竹大船撮影所の所長さんと親友だったことから、大船撮影所に見学することができ、そこ映画監督の吉村公三郎さんにスカウトされます。

女優になることに父親は猛烈に反対したそうです。

当時は大学受験に向けて勉強していたことから、「その努力を無駄にするのは残念だ」と話したそうです。

一度は断りますが、「本物の女学生が欲しい」と頼まれ、頼まれて1本だけの約束と大学入学までという条件で松竹に研究生として入社。

1951年3月公開の映画「我が家は楽し」で女優デビューしました。

岸恵子さんは18歳でした。

同映画はヒット作になり岸恵子さんは、大学には進学せず、そのまま女優になりました。

撮影所見学に誘ってくれた友人の田中敦子さんも松竹に入社し、同じ1951年に小園蓉子の名前で、映画「命美わし」で女優デビューしています。

1956年には主演映画「姉さんのお嫁入り」が公開されました。

岸恵子 女優デビュー後と若い頃の画像

岸恵子さんはデビュー当時は研究生という身分で、主演映画に出演しながら、その他大勢や通行人としても出演していました。

1952年、トップスターだった鶴田浩二さんが松竹から独立し、第1作として制作された映画「弥太郎笠」にヒロイン役で出演。

当初、鶴田浩二さんから岸恵子さんへのオファーが松竹にありましたが、松竹はこれを拒否。

岸恵子さんはそれに反発し辞表を提出。

最後は松竹が折れて出演することができたそうです。

1953年から1954年にかけて映画「君の名は」3部作が大ヒット。

岸恵子さんの演じた主人公・氏家真知子のストールの巻き方を「真知子巻き」と呼んでマネる女性が出るほどの人気でした。

1956年10月公開の映画「壁あつき部屋」の時の岸恵子さんで、当時24歳でした。

1960年11月公開の主演映画「おとうと」で、

第11回ブルーリボン賞 主演女優賞

第15回毎日映画コンクール 主演女優賞

を受賞。

2001年11月公開の主演映画「かあちゃん」では、

第25回山路ふみ子映画賞 山路ふみ子文化財団特別賞

第14回日刊スポーツ映画大賞 主演女優賞

第25回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞

を受賞しました。

岸恵子の夫は？

岸恵子さんが結婚したのは1957年。

25歳の時でした。

夫はフランス人で映画監督で医師でもあったのイヴ・シャンピさん。

イヴ・シャンピさんは岸恵子さんの11歳年上。

馴れ初め・出会いは1956年9月公開の日本・フランス合作の恋愛映画「忘れえぬ慕情」。

この映画に岸恵子さんは主演し、監督はイヴ・シャンピさんでした。

撮影は日本長崎で行われ、製作費は当時の4億8千万円だったそうです。

この映画がきっかけで結婚に至りました。

岸恵子さんははイヴ・シャンピさんに出会った時から非常にひかれるものを感じていたと話しています。

岸恵子さんはイヴ・シャンピさんに

「あなたは好奇心が強いから、日本だけにとどまっているのはもったいない。今、日本では自費での外国旅行が禁じられているから、私が見せてあげる。いろんな国を見た後で、やっぱり日本がいいと思ったら帰ってくればいいんだ」

と言われ、岸恵子さんは

「そんな勝手をしていいの？」

と聞くと、

「あなたは自由なんだよ。あなたの意志を阻む者がいるとしたら、それはあなた自身だけだ」

岸恵子さんはこの言葉で恋に落ちたそうです。

結婚式はフランスで挙げ、立会人は小説家の川端康成さんが務めました。

岸恵子と夫の離婚理由

岸恵子さんは結婚後、フランスに居を移しました。

元夫の両親は世界的なピアニストとバイオリニストで、生活は豊かで料理人もメイドもいたそうです。

岸恵子さんはフランスでフランス語の勉強と社交に力をいれ、日本とフランスを行き来して女優活動も続けました。

岸恵子さん元夫のイヴ・シャンピさん離婚したのは1975年。

結婚18年目で、43歳の時でした。

離婚の原因は元夫の浮気だったといいます。

岸恵子の子供は娘

岸恵子さんの子供は娘が1人。

結婚して6年後の1963年5月に生まれました。

名前はデルフィーヌ＝麻衣子・シャンピさん。

離婚後は岸恵子さんが娘の親権をもったそうですが、娘は岸恵子さんの戸籍に記入されていないそうです。

それを知ったのずいぶん後になってからだそうです。

岸恵子さんが結婚した時の日本の法律で、母親だったために、娘は日本国籍をもらえなかったといいます。

その後、法律は改正されましたが、日本の法律で生後3ヶ月以内にパリの領事館に出生届を出していなかったため、結局は戸籍に入っていないそうです。

そのため、娘が日本に来るときには期限付きのビザを取らなくてはならず、風邪でビザが2日切れていた時には、入国審査の係員に

「今度こんなことをしたら刑務所行きだ」

と言われ、

「いくら好きでも、日本が私の国でないことがわかった」

と娘が言った時にはつらかったと話しています。

娘はフランスで結婚し、孫も2人いるそうです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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